2008 05 ≪  06月 123456789101112131415161718192021222324252627282930  ≫ 2008 07
スポンサーサイト
--/--/--(--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この記事のURL | スポンサー広告 | ▲ top
ビタミンCのお話
2008/06/21(Sat)

関節によい食材編その1は、ビタミンCです。

<関節への有効性>

ビタミンCと股関節形成不全との関係を研究したのは、ウェンデル・O・ベルフィールド博士です。
彼はその著書「Alternative and Complementary Veterinary Medicine:Principles and Practice (補完代替医療と獣医:原理と実践)」で、股関節形成不全は遺伝的というよりもむしろ生化学的な原因によって起きるもの、すなわちコラーゲン不足が原因であり、どの犬種でも起こりえると同時に簡単に改善でき調整が可能な疾患であること、そしてビタミンCが不足するとコラーゲンの生成が難しくなり、関節炎がさらに悪化するとのとの見解を発表しました。

この見解を立証するために、先天性股関節形成不全の母親から生まれた8頭のジャーマンシェパードの子犬で実験を行いました。
母犬の妊娠中から大量のビタミンCを投与し、生後2年まで段階的にビタミンCを投与し続けた結果、この8頭及びその子孫は股関節形成不全になることはありませんでした。
現在この研究結果は広く支持され、私が持っている本のほとんどにビタミンCの有効性が述べられています。

またノルウェーの研究チームが、1990年に慢性の関節炎の犬100頭以上にビタミンCの一種エスターCを6ヶ月間大量に投与する実験を行いました。
この結果71%の股関節形成不全の犬に1週間で劇的な改善が見られ、残りの29%の犬にもある程度の改善が見られたそうです。またその他の関節病、脊椎炎の犬についても6週間で効果が現れました。
これは関節と靭帯の炎症に悪影響を与える体内の活性酸素が、抗酸化作用のあるビタミンCによって中和され炎症が抑えられたこと、その後の投与によってコラーゲンの生成を促進し、関節や軟骨の状態がよくなったことが原因と考えられます。

<その他の有効性>

ビタミンCが有効なのは、関節だけではありません。
ガンに対しても、有効に働きます。
人間の話ですが、2005年にビタミンCの強い抗酸化作用により発生する過酸化水素が、健康な細胞には無害だがガン細胞には有害であるという研究結果が報告されました。
アメリカや国内の一部でも、高濃度のビタミンCが抗ガン剤として使われています。

このほかにも外傷、アレルギー、免疫機能不全、白内障、心疾患、肝疾患、感染症、糖尿病、歯肉炎などさまざまな疾患の改善が認められています。

<ビタミンCの投与量>

よく言われるのが、犬猫を含む動物は体内でビタミンCを生成する能力があるので、あえてビタミンCを投与する必要がないということです。
でも犬や猫が肝臓でビタミンCを合成する能力には限界があります。身体の大きさに関係なく、1日最大で60mgだそうです。
これは7kgの犬の必要量に相当します。つまりこれ以上体重のある中型犬や大型犬では全く足りていないことになります。
足りない場合は、ビタミンC欠乏症となり、壊血病、前ガン性組織(ガンになる前段階)への変転、免疫力低下などを引き起こします。

健康な子への投与量は、
 小型犬・猫・・・・・・1回50?125mgを、1日2回
 中型犬  ・・・・・・1回125?250mgを、 〃  
 大型犬  ・・・・・・1回250?500mgを、 〃 
体内で作られるもののほか、朝晩の食事での摂取、ビタミンCのサプリメントなどでの補給がいいでしょう。

病気の子に大量に投与する場合は、獣医師に相談の上行なって下さい。
使われるビタミンCも違います。後ほど出てくる合成ビタミン(アスコルビン酸)は、大量に与えると胃を痛めたり下痢などの副作用を起こします。
なるべく中性に近いアスコルビン酸ナトリウム、アスコルビン酸カルシウム、バッファードC、エスターCなどを用いること。
それぞれの「腸の許容量」(軟便や下痢になる一歩手前の量)を見極めて投与します。

<ビタミンCを多く含む食材>
緑黄色野菜
パセリ ブロッコリー ピーマン クレソン ケール 小松菜 大根菜 ほうれん草 チンゲンサイ 春菊 トマト きゅうりなど

淡色野菜
ニガウリ レンコン キャベツ 芽キャベツ 冬瓜 枝豆 白菜 かぶ 大根 レタスなど

果物
アセロラ レモン いちご キーウィフルーツ グァバ 柿 オレンジ ハッサク グレープフルーツ 
メロン みかん さくらんぼ バナナ パイナップル 桃 りんごなど

622-1


<ビタミンCの性質と与え方>

? 水溶性のビタミンであること
体内で蓄積することができずに、過剰に摂った分は2,3時間で体外に排出されます。
だから毎日、1日2回、できれば3回に分けて摂取することが必要です。
また水に溶け出しやすいので、野菜や果物を洗う時も長く水に浸しておくとどんどんビタミンCが失われます。

? 熱に弱いこと
熱に弱い性質を持っているので、なるべく生で与えるほうが望ましいです。
煮込む場合は煮汁にビタミンCが溶け出しているので、煮汁ごと与えること。また長時間煮たり、何度も暖めなおしをするとほとんどのビタミンCが壊れてしまいます。

? 酸化しやすいこと
ビタミンCは空気、アルカリ、光などによって破壊されやすい性質を持っています。
また長期保存によっても失われます。ミキサーやジューサーによる酸化でも破壊されます。
この場合の損失率はだいたい50%ぐらいと言われています。
理想を言えば、新鮮な物を買ってきて素早く調理し、すぐに与えることなんですが。。。
それに犬の場合、野菜の消化は肉に比べて苦手ですから、なるべく細かくして与える必要があります。最初から損失分を考慮して、多めに与えるようにする方がいいかもしれません。

? アスコルビナーゼ
野菜や果物の中には、ビタミンCを破壊してしまうアスコルビナーゼという酵素をふくんでいるものがあります。にんじん、きゅうり、キャベツ、かぼちゃ、リンゴ、バナナなどがその代表です。
これらを単体で食べれば問題はないのですが、他のビタミンCを多く含む食品と一緒にするとそのビタミンCを破壊してします。

アスコルビナーゼは熱や酸に弱いので、加熱するか、酢や酸を加えることでその働きを止めることが出来ます。またみかんなどの柑橘類も酵素の働きを抑えることが出来ます。
他の野菜と一緒に調理する時は、ミキサーにかける前にリンゴ酢などを加える、軽くゆでる、柑橘類を加えることなどでビタミンCの損失を回避出来ます。

<合成ビタミンCと天然ビタミンC>

合成ビタミンC
合成ビタミンCは安価なため人間用にも広く使われているものですが、原材料はトウモロコシやジャガイモなどのデンプンです。これらを化学分解してアスコルビン酸として大量に作られます。
合成の過程で石油を原料とした薬品が使用されることもあります。これが身体にとっては異物であり、分解吸収されにくく、大量に摂取すると下痢を起こします。

天然ビタミンC
天然ビタミンCには、「天然素材からビタミンを抽出し合成したもの」と、「天然素材を無精製でサプリメントにしたもの」の2つがあります。
たいがいはレモン、アセロラ、ローズヒップなどから作られますが、無精製のものには他にアントシアニン、カロチン、フラボノイド、ファイトケミカルなどビタミンの吸収や働きを助ける微量成分が含まれています。




<我が家でしていること>

我が家では、「今週のごはん」に出てくる生野菜ミックスに必ずビタミンCの多い野菜を使うようにしています。
ただまとめて作って1,2日保存していることや、フードプロセッサーで細かくすることは本当はNGですね。
毎食作れれば一番いいんですけどそうもいかないので、生野菜ミックスは多めに与え、そのほかスプラウトや果物はそのつど切って一緒に与えています。パセリ、ブロッコリー、ブロッコリースプラウトなどは毎日摂るようにしています。

アスコルビナーゼなんですが、今まではフードプロッセッサーにかけてからリンゴ酢混ぜていました(泣)
今回勉強して、その前の段階で加えないといけないんだ?と初めて知ったので、今度からそうします。

我が家ではビタミンCのサプリとして、毎食ヒルトンハーブの「シーウィード&ローズヒップ}を使っています。

622-2


ローズヒップは、レモンの数十倍のビタミンCを含む最高の食材です。
しかも熱にも強く,乾燥させてもほとんどビタミンCの損失はありません。
今度は無添加のローズヒップティーを作って冷やし、毎日の水分補給や、ごはんに加える水分代わりに試してみたいと思います。
製氷皿でキューブの氷にしたり、ゼリーにしてみたりいろいろアイデアが出てきそうですね♪

スポンサーサイト
この記事のURL | 手作りごはん | CM(6) | TB(0) | ▲ top
| メイン |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。